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セイルの張り方 Part1 (寸法編)
ウインドサーフィンのセッティングでは、やはり一番最初に悩むのがセイルの張り方ではないでしょうか。
結論を先に言うと、セイルのスペック(仕様)どおりにセッティングしても必ずしもベストチューニングというわけではありません。 先人に教えてもらい、経験を積んで、セイルの具合を見てベストの張り方を覚えた方が確かでしょう。
そのあたりについてはセイルの張り方 Part 2で説明したいと思います。
ここでは、とりあえず、セイルに書かれている寸法のセッティングの説明です。
まず、セイルとマストとエクステンションを用意します。(って料理番組ではないっす。)
この写真ではマストはセイルのスリーブ(袖)の中に入って 見えていません。

マストは460cmの長さの物を使っています。
<<ダウンホールテンションのかけ方>>
さて、上の写真に見えているヒモ(シート)をセイルのプーリーに引っ掛けて、思いっきり引っ張ります。 ダウンテンションをかけるといいます。
シート(紐)の通し方については、別ページに詳しく解説しました。 <ダウンシートの通し方>を参照してください。

そうすると、マストがドヒャーとしなります。 「おれるんちゃうか」 と思うくらい曲がります。
ここで、問題なのがどのくらいダウンを引けばいいのかという点です。
セイルにLuff 481±1と書いてありますが、どこからどこまでが481±1なのか、わかりにくいと思います。
まず、エクステンションを良く見ると数字が書いてあります。(数字のないものもありますが、そのときは実際にメジャーで計ってみましょう。)

この写真では2.5cm置きにピンホールが開けられていて、ストッパーの位置を2.5cm置きに調整できるようになっています。 これはエクステンションの種類によって色々あります。
肝心なのは、どこを基準に5とか10とか書かれているかです。メジャーで計って確かめてみましょう、

ストッパーは25の所で止めてあります。 マストがストッパーに当たる所から計って25cmの所が基準です。 このエクステンショ ンには基準となる表示は特にありませんでした。ですので、
基準点にマジックで印を付けておきます。(4つ前の写真にマジックで線が書かれているのがわかると思います。)
ここで簡単な計算をします。 ストッパは25cmの所に設定しましたので、マストにエクステンションを差し込むとマストのトップから基準点までは460+25=485の長さになります。
ラフは481ですので、 基準点から485−481=4 で4cmの隙間ができるまでダウンを引けば良いということになります。
ラフの基準はプーリーの中心です。(赤丸の所)

上の写真では3.3cmぐらいでしょうか、4cmよりももっと強く引っ張っています。
481±1ですので、まあ範囲内ではあります。
(実はこのセールは結構使い込んでいるので伸びてしまってます。(笑)
ということで、寸法測定によるダウンテンションのかけ方でした。
※コメント (おまけ)
この辺のことを書いた資料がなかなか見つかりませんでした。もしマチガイや、もっと正しい知識をお持ちの方がいらっしゃいましたらご連絡願います。ソッコーで修正します。
指定の寸法まで、ダウンテンションをかけるのはケッコー大変です。
それと、セイルは使っているうちに伸びますし、変化します。マストとの相性もありますし、その日の天候や風の強さなど、様々な条件から、寸法通りがベストチューニングというわけではありません。
シートのかけかたや、シートを引っ張る時に便利な もやい結びなど、やはり実際にセンパイに教えてもらいながら実地で覚えた方が良いでしょう。
セイルの重心を下げ、扱いやすくするためにも、エクステンションのストッパーは伸ばさないようにして、できるだけセイルは低い位置に置いた方が良い でしょう。
<<アウトホールテンションのかけ方>>
セイルは縦方向だけではなく、横方向にも引っ張ります。 アウトテンションをかけると言います。
最初に注意ですが、このアウトホールのテンションは非常に微妙です。 この強弱でセイルの特性が大きく変化します。 セイルも伸びますし、マストとの相性によっても変化します。 必ずしも寸法通りが正しいとは言えませんので、 以下の説明は参考例としてご理解下さい。
ブームの長さの設定については このページです。
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(写真1)
アウトホールとブームエンドをシート(紐)でひっかけてあります。 このシートをグーーーっと引っ張るとセイルは横方向に伸ばされます。 |
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(写真2)
セイルにはBoom 198+/-1cmと書かれています。 ではどこからどこまでが198cmでしょうか? 実際に張って測定してみましょう。 |
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(写真3)
メジャーはセイルの外縁に合わせてあります。 |
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(写真4)
マストの外側で 198cmになります。
よって、マストを含めてセイルの横幅全体長がセイルに書かれているBoom長となります。 |
注意!!
1) 写真1では、セイルの外縁とクリュー(ブームの終端部)とに隙間がありますが、この間隔は極力小さくします。 (写真がこれしかなかったのと、説明上こんなもんかなと適当に引っ張っています。) 感覚的にわかるかと思いますが、ブームエンドとアウトホールが離れれば離れるほど、シートの分だけ遊びができてしまい、ブームを操作してからセイルに力が伝わるまでの間に、クッションがはさまれているような感じで、バタツク取り扱いずらいセイルになってしまいます。
但し、レース用セイルはその限りではありません。
2) マイナステンションで、アウトを引かないケースもあります。
実際の張りかたについてのポイントは セイルの張り方 Part 2 実践編で説明したいと思います。
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