タック

ある程度、走れる様になると今度は方向転換が必要になりますね。
すーーーと走ってジャボン、 セイルアップして 又、すーーーーと走ってジャボンだとしんどいです。

そこで、タックを覚えましょう。  フツーは ウインドを始めて一番最初に覚える方向転換はタックです。
タック(正しくはタッキング)とは、風上へ向かって、方向転換をする方法です。

タック 動画
まずは、一連の動作を見てください。
Step1 : セイルを思いっきりラフさせる。

Step2 : 反対側へ乗り移る。

Step3 : セイルをベアさせて更に回転を進める

解説
それぞれのステップ毎に解説します。
STEP 1.

まず、ブームを掴んでいるマスト手を離して、マストを掴んでしまいます。アップフォールラインが邪魔ですが、うまく指をくぐらせましょう。

セイルを思いっきりラフさせます。  (後ろへ倒します。) 
そうすると、ボードが風上へ向きます。 完全に風上に向くまでラフし続けます。  
気持ち、後ろ足を突っ張るとボードが早く回ります。

又、ラフさせると同時に、前足をマストの前へ移動させます。 つちふまずの所(足の内側側面)を、マストの前に置くような気持ちです。  土踏まずをマストの根元につけると良いと聞きますが、私は少し(10〜15cmぐらい)離した方がやりやすいと思います。
STEP 2.

セイルがボードの軸線上を越えて、セイルの下部が後ろ足にあたるくらいになったら、ボードの反対側へ乗り移るタイミングです。  最初は目で確認してもOKです。  セイルがボードの軸線上を越えることを確認しましょう。

十分に風上へ向いたなら、これまで後方へ倒していたマストを垂直に起こします。 セイル手は離してしまいましょう。   マストが垂直にたったら、すばやく反対側へ乗り移ります。 これがけっこう難しいです。 

ボードの上でじたばたしていると、ボードが揺れて、かえって安定性を失います。 
特に、ボードが停止している状態ですので、一番安定性が悪い状況です。 
いかに少ないステップで素早く 反対側へ乗り移るかが勝負となります。
STEP 3.

反対側へ移ったら直ちにセイルをベアさせます。 (進行方向へ倒します。)
このときコツがあります。 ベアと言っても、ノーズ方向ではなく、斜め前方へ傾けます。
マスト手を突き出して、セイル手でセイルを引き込みます。
そのまま、じっと我慢すると、さらにグルッと回ります。

タックでよくある失敗は次の2つです。
1.裏風(風が人の立っているのと反対側から来ること。)が入って、後方へ倒れる
2.前へ倒れる。

1.の裏風で後方へ倒れるのは、回転が不十分だからです。 先ほど、完全に風上に向いたら乗り移ると書きましたが、実際には、セイルの下部が、後ろ足に当たるくらいまで我慢すると、ボードは風上の軸線を越えて、さらに回転しているはずです。 この状態まで我慢できれば、裏風がはいりにくくなります。
また、十分に斜め前方にベアできれば、裏風は入りにくくなります。

2.の前へ倒れてしまうというのは、反対側に移った瞬間にこれまでとはセイルの反対側の面に風を受ける様になるのでその変化が激しく、急に対応できない為に、前へ倒されてしまいます。 
特に、セイル手で支えようとして力が入ると、あっという間にセイルが前へ倒されます。 
できるだけマスト手主導でマストを立てたままソッコーで乗り移り、その後、マストが自分の鼻先をかすめて、斜め前方へ行くような軌跡でベアさせましょう。 前へ倒されそうなときは セイル手を離してしまって、マスト手を引きます。

なんとかセイルを倒さずに、バランスがとれたら、そのままベアを続けて、行きたい方向まで回転したら、セイルを元にもどして(立てて)ランニングに入ります。

言葉だけではなかなかむずかしいですね。 いろいろなところにコツがあるので、何回も練習しましょう。
最初はなるべく大きなボードに乗って練習したほうが良いです。 タックにトライするたびに沈していたら、なかなか体もやりかたを覚えません。


コツ

コツとしては 
1)ボードの向きが変わらなくなるまで、十分に待ってから反対側へ乗り移ること。
2)乗り移る前にマストをちゃんとたてること。 
3)一気に素早く反対側へ移動すること